A Choral Piece "Tsuna'ngari"

 for Mixed Chorus and Piano, or a cappella

 for Female Chorus and Piano, or a cappella

 for Male Chorus and Piano, or a cappella

合唱曲「つながり」

 混声合唱版(ピアノ伴奏・無伴奏)

 同・女声合唱版(ピアノ伴奏・無伴奏)

 男声合唱版(ピアノ伴奏・無伴奏)

Text and Music by Kentaro Sato (Ken-P)

作詞・作曲 佐藤賢太郎(Ken-P)

製本楽譜(カワイ出版オンディマンド)購入可

 混声四部

 混声三部

 同・女声二部

 同・女声四部

 男声四部

click to play audio/ クリックして再生

 SATB, piano (混声四部・ピアノ)

 SATB, a cappella (混声四部・無伴奏)

YouTube Video List

SATB ver. Piano / 混声・ピアノ伴奏

SATB ver. a cappella / 混声・無伴奏

Text/歌詞

日本語詩 / Japanese Lyrics

- つながり

 

本当のことを見るのは なんて難しいのだろう
本当のことを思うのは なんて一人ぼっちなのだろう
本当のことを伝えるのは なんて勇気がいるのだろう
そして 嘘の向こうで 
悲しい風に涙する人に差し伸べられた手は
なんて温かいのだろう

不安な中 
心の奥でふるさとを抱きしめながら歩く人に
寄りそう心は なんて優しいのだろう

私の隣で一緒に
見て 感じ 思う
どんなに離れていても
この空の下で 寄り添い
泣き 笑い 歌う
どんなに離れていても

この空のつながりを
この心のつながりを
感じてください


English Translation / 英語訳

- Connection-

 

How difficult seeing the truth is.

How lonely thinking the truth is.

How brave speaking the truth is.

And, how warm is the hand

Which is held out to people crying in the sad wind

Behind the lie. 

 

How kind is the heart

Which accompanies people who cling to

The homeland in their hearts. 

 

To see, feel, and think together

As if you were next to me

No matter how far apart we are...

To cry, laugh, and sing together

Under this sky

No matter how far apart we are...

 

Please...

Feel the connection of the sky,

And the connection of our hearts.


Message (JPN Only) / メッセージ

 本楽曲は、2011年8月に福島県で開催される第35回高等学校総合文化祭(ふくしま総文)の総合開会式で発表される、福島県の高校生が東日本大震災やふくしま総文に対する思いをつづったアンケートを基にした音楽劇「福島県からのメッセージ」からの一曲です。  音楽劇を制作するにあたり、私がアンケートを読む中で強く感じたものの一つが、高校生が感じている「人の温かさと冷たさ」でした。自分たちに手を差し伸べてくれた人々の温かさに対する感謝、そして自分たちのふるさとに関するデマ・嘘・風評に対する苛立ち。「私たちをしっかり見てください、感じてください」という思いが強く伝わってきました。本楽曲「つながり」は、そのような思いを合唱曲として私なりにまとめたものです。  このメッセージや楽曲に目を通してくださっている皆様は、被災地から遠く離れているかもしれません。ですが、この楽曲を通して、被災者の思い、そして彼らと彼らとの音楽の「つながり」を感じていただけることを願いながら、以下にこの楽曲の基となった福島の高校生からのメッセージを掲載する次第です。

 - 楽曲について-
 本楽曲には、同声(女声)二部、女声四部、男声四部、混声三部、混声四部と5つ異なった編成用の版があり、それぞれ無伴奏でもピアノ伴奏をつけても演奏が可能です。また、それぞれ違う版を同時に演奏することも可能です。
日本語版と同レイアウトのローマ字表記・英語訳付きの版もございます。

Note

 This work is written for SATB, SAB, SSAA, TTBB, and/or SA choir, with or without Piano.

about the Commission

 Thsi work was commissioned by the 35th All-Japan High School Cultural Festival, Fukushima 2011.

委嘱に関して

 この楽曲は、「第35回全国高等学校総合文化祭・ふくしま総文2011」の委嘱作品です。

- 「つながり」によせて -

 東海林 藍  学校法人松韻学園福島高等学校2年
 (ふくしま総文総合開会式生徒委員会委員長)

 第35回全国高等学校総合文化祭「ふくしま総文」は、47年に一度巡ってきた高校文化部最大の祭典です。福島県内の高校生たちが力を合わせて準備を進めてきました。 あの3・11東日本大震災は、ほんとうに恐ろしい被害をもたらしましたが、私たちの心までバラバラにすることはできませんでした。 全国からの応援メッセージを胸に、私たちは、復興に向けた第一歩を力強く踏み出しています。総合開会式で演奏されるこの曲には、福島の高校生の絆と希望、そして青春が詰まっています。この曲をお聴きになり、また、奏でてくださるすべての方々の心に、希望と勇気が届けられますように。